「借金はしていはいけない」と子供の頃から父に言われて育ちました。子供心に「そんなことするか。あたり前じゃないか」と思ってきましたが、大人になりどうしてもお金が必要な出来事が起こり、カードローンを利用しました。借りた額は150万円です。そして父の言っていたことの意味が分かりました。

借金があるというのは予想以上に生活から余裕を奪いました。月々の返済もさることながら、精神的な部分が大きいです。例えば旅行に行こうかと考えたとします。でも、借金があるからやっぱりやめてようかなとかとか思ってしまします。旅行のように大きなことでなくても、今日は外食がしたい気分だなと思っても、やっぱり借金があるからなと思いとどまってしまいます。そしてそんなことが何度もあるため、お金に対してもどこか心配になります。毎月給料は入ってきますが、必要以上にお金を使うということが怖くなってきます。仮に借金を返済したとしても、以前のように自由に余裕を持ってお金が使えない気がしています。このことは一見良いことのように思えるかもしれませんが、お金を使えないということは、さまざまな経験ができないということです。そして自分の幅を狭めることになります。早く借金を返済して余裕を持ってお金を使いたいなと思います。しかしその時自分はどんなことを思うのだろうなと思うと、自分が小さくまとまりそうで怖い気もします。借金をするなといった父の言葉はもちろん生活上のことが大きかったと思いますが、人間的な部分もあったのかと今となり思えます。